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手刻みの構造材に架ける想い

こんにちは 工事課鈴木(幸)です。
毎日暑いですね。汗が止まりません。。。

今日は進行中の構造材の加工状況をお知らせいたします。

色んな形の加工形状(仕口)があります。
よーく見ると上とか下とか書いてあります。

こちらは追掛け大栓継手とよばれ社寺、仏閣などでも見られる加工方法です。
材料がすべり勾配となっており、下木と上木が逆勾配になっていて上部より上木を差し込むと追掛けながら(すべりながら)材料がジョイントされます。
引張強度も強く50KN~60KN(5000㎏~6000㎏)という試験データもあります。
そして、構造材が美しく架構されいく。

以前大工さんに構造体を手刻みすると何が違うかという質問をしましたら、
「手刻みすると同時に気持ち(心)も刻んでいくんだよ。
何年たっても、あの現場は俺が墨付けして建てたんだ。
近所を通るたび思い出す。そうゆう思いだよね。」
少し泣きそうになりました。

普通に考えれば、機械で加工したほうが、一般的で合理的です。
手刻みには別な良い一面もあるのだという事だと思います。


京都まで行って買ってきたそうです。値段は書けません。。

それではまた。