第1回 環境デザインと、風土を調べること

成田地区「風土性調査」レポート|環境デザイナー 廣瀬俊介

—成田字平城内の農地。南向きの緩斜面上に排水、作業のための土地改良の手が最低限加えられる (廣瀬 2019)

 

連載のはじめに

坂元植林の家では、長年、理念として掲げてきた「自然との共生」「地域との共生」の理念を、さらに家づくりで具現化していくために、創業110年を迎えた2018年から2019年にかけて、建築家の山田貴宏さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと、「成田プロジェクト」と呼ぶ地域の風土性調査を行い、その調査成果をもとにした「まちのえ」「さとのえ」という新しいモデルハウス の建築を進めてきました。

「成田プロジェクト」という名称の成田は、「坂元植林の家」が拠点を置く宮城県柴田郡柴田町の地区名です。この地で明治初期から植林事業を始め、それ以来、山を守り続けています。成田プロジェクトは、暮らし方と地域や自然との関係性をどのように結び直していくと良いのか」を考え、形にしていくための基礎とすべく、あらためて成田地区の風土を調べ、学びあう取組みです。 もっと読む

2023-本年もよろしくお願いします。

新年の松飾り

新年、あけましておめでとうございます。
弊社代表の自宅では、暮れに外回りや石蔵の煤払いなどを行いながら、庭の松の木も剪定しました。断ち落とした松を、玄関にも床の間にも大胆に飾ることができました。
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めぐる季節を重ねる、豊かな平屋暮らし

山元町 山﨑ご夫妻

2003年。山﨑凱正(かいしょう)さんと洋子さんご夫妻は、当時暮らしていた神奈川県川崎市から宮城県山元町の浜辺に移りすみました。退職後の終の住処として建てた、屋根が大きな平屋の木の家です。宮城県との縁は、洋子さんがかねてより知り合いだったサカモトとの出会い。当時から、自社の山の木の家を用いて住宅をつくる取組みを進めいていたサカモトの考え方に共感、スタッフとも本音で語り合えるほど意気投合し、自然な流れで宮城への移住を決めました。建築を依頼したい工務店が決まっていて、そこから移住先や土地を決めるというのは、なかなか無いケースかもしれません。お二人は、あっという間に地域に溶け込み、その地に根をおろしていきました。

しかし、そんな穏やかな退職後の暮らしは、2011年3月の東日本大震災で一変することになります。 もっと読む

林業体験と焚火会 2022/11/26

柴田町里山ビジネス振興協議会とのコラボイベントの写真たち

2022/11/26の林業体験と焚火会の写真集
ブログはこちら林業体験と焚火会
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成田の里に描く、関係性のデザイン3

クロストーク 坂元植林の家×建築家×デザイナー

森から暮らしへ、めぐるめぐみをわかちあう。ウェブマガジン「もりのわ」創刊にあたって、「さとのえ」の建築/外構の設定をお願いした建築家の山田貴宏さんと環境デザイナーの廣瀬俊介さんを迎えて、これからの時代の、地域社会や自然環境と人の暮らしとの関係性のデザインをテーマに語り合いました。多岐にわたる内容を3回に分けて掲載する連載の3回目、最終回です。家づくりだけではなく、生き方・暮らし方の手がかりとして、お読みいただければ幸いです。(収録:2020年11月 、公開:2022年10月 もりのわ編集部)

写真右から、山田貴宏さん(建築家・ビオフォルム環境デザイン室)、弊社代表取締役・大沼毅彦、弊社企画経営室・大沼育美、廣瀬俊介さん(環境デザイナー・風土形成事務所)

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住まい手さん訪問記 予告

山元町~大河原町~仙台市太白区

未掲載の物件の一部を公開いたします
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余白を楽しみ、住みこなす家

名取市 大沼さんファミリー

注文住宅を建てるつもりで15年近く土地を探し続け、最終的には、モデルハウスとしての役目を終えて販売されることになった坂元植林の家を購入されたご夫婦がいます。その決め手は、どんなところにあったのでしょう? 暮らし始めて違和感や不都合などはなかったのでしょうか? 今回、その物語をご紹介させていただくのは、大沼真人さん、まり子さん、そして、愛称ムクこと、ムクゲちゃんのご家族です。
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竹林からの、めぐるめぐみ

森から食卓へ。5月の記録

3月から5月にかけて、皆さんの食卓にも旬の筍がのぼる機会が多かったのではないでしょうか。坂元の森にも孟宗竹と真竹の竹林があり、筍掘りと、下茹でしてご近所の方々などでお裾分けをお配りするのは、毎年、この季節の年中行事になっています。筍掘りでは、森に自生するセリや山椒も一緒に収穫します。 もっと読む

成田の里に描く、関係性のデザイン 2

クロストーク 坂元植林の家 × 建築家 × デザイナー

森から暮らしへ、めぐるめぐみをわかちあう。ウェブマガジン「もりのわ」創刊にあたって、「さとのえ」の建築/外構の設定をお願いした建築家の山田貴宏さんと環境デザイナーの廣瀬俊介さんを迎えて、これからの時代の、地域社会や自然環境と人の暮らしとの関係性のデザインをテーマに語り合いました。多岐にわたる内容を3回に分けて掲載する連載の2回目です。家づくりだけではなく、生き方・暮らし方の手がかりとして、お読みいただければ幸いです。
(収録:2020年11月 もりのわ編集部) もっと読む

第1回 自然の流れの中で生まれる家

自然と共にある設計思想の話|山田貴宏さんインタビュー

連載の初めに

坂元植林の家では、長年、理念として掲げてきた「自然との共生」「地域との共生」の理念を、さらに家づくりで具現化していくために、創業110年を迎えた2018年から、建築家の山田貴宏さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと、「成田プロジェクト」と呼ぶ地域の風土調査や、「まちのえ」「さとのえ」という新しいモデルハウス の建築を進めてきました。
山田さんや廣瀬さんとの協働は、これからの時代に「私たちの暮らし方と地域や自然との関係性をどのように結び直していくと良いのか」を考えていく手がかりにもなると考えています。そのような考えで、「もりのわ」では、山田さんが語りおろす「山田ゼミ」と、廣瀬さんの調査内容を紹介していく「廣瀬ゼミ」の連載を始めます。まずは、先行してスタートする山田ゼミの第1回をお届けします。 もっと読む