スタッフブログ

真夏の4直修正挽き

皆さんお久しぶりです。
今にも溶けそうな木材課の八島です。

急に暑くなったと思いきや、涼しくなったりと体が追い付かない日々が続いてます。
熱中症もですが、体調管理には十分注意してください。

ということで今回は先日おこなった
柱の「4直修正挽き」について話していこうと思います。

まず初めに4直修正挽きの
「4直」とは何かというと…

柱や梁などの4面の直角を出すことを
「4直」といいます。

4直は普通はプレーナー(大型のかんな盤を電動化したもの)で行います。
具体的には、

このようにして4面プレーナーに
柱などの材料を2回以上通しています。

木材を乾燥した後、「狂い」が出てくることもあります。
木材の水分量が減ると木材のねじれや曲がりが出てしまうことがあるのです。
こうした「狂い」をとるために、プレーナーを何回かかけるのです。

プレーナーは一回に削り取れる厚みが限られているので、
プレーナーがけが1回で完了することは基本的にありません。
仕上げの4直をする前に、複数回かけることで
材料の曲がりやねじれをとる必要があります。

1回の仕上げで決められた寸法の木材を出せれば本当は良いのですが、
プレーナーは設定している寸法に対して
材料の曲がりやねじれが過度に大きいと機械が止まってしまう場合があります。

なので、仕上げのプレーナーがけで決められた寸法を出せるように考えながら
まずは材料の曲がりやねじれをとるために
プレーナーをかけるのです。
材料の曲がりやねじれをとるためのプレーナーがけは
1回で済むこともありますが、
大抵何回かかけてようやっと基準面が作れるようになります。
複数回プレーナーをかけるとなると、大変です。

こうして、複数回の4面プレーナーがけを通して
4面の直角を出すのが一般的な加工の手順です。

では今回おこなった「4直修正挽き」とは何かといいますと、

仕上げ前の曲がりやねじれをとる工程を、
プレーナーではなく
帯鋸の製材機で挽くというものです。

帯鋸の製材機での「修正挽き」と
プレーナーのはじめの4直をまとめるのです。

この山のような柱を先ほどのプレーナーだけで4直しようとすると、
先ほどご説明したように、プレーナーを複数回通すことになります。
加えてプレーナーで通す場合は曲がりなどを見てはじめと仕上げの寸法の設定を変える必要も出てきます。

その複数回のプレーナーがけ手順を省くために
製材所の帯鋸の製材機で
4直を兼ねた修正挽きを行います。

やり方としては

このように1面を少しずつ落としていきます。

1面目

2面目

3面目

4面目

削りすぎて幅が足りなくならないように注意し、
最終的に仕上がりの寸法より7mmほど多く残して
4直修正挽きの完成となります。
このあと、仕上げのプレーナーがけをしていくこととなります。

この柱の場合だと127mmで決めます。

この作業を私は1日で100本ほど行います。

このブログを執筆している今現在も
製材所にて4直修正挽きを行っています。

1本ずつやるのは気が遠くなりますが、
今後の負担を減らすためにも根気強く作業していきます。

それではまた。

書いた人

坂元植林の家 編集部

坂元植林の家 編集部

林業会社を母体とし、森林経営から木材加工、木造住宅の設計施工まで一貫して取り組む工務店として、森林・林業・木造建築・地域の暮らしに関する実務に基づいた情報を発信しています。