こんにちは。技術部の生守です。
ご存じかもしれませんが、
サカモトの家づくりは
木の植え付けから育成管理・伐採・
木材の製材加工(乾燥まで)・
材へ墨付け、手刻み・建物施工まで行う
一貫体制をとっております。
全国的にも数少ない“家づくり”に挑戦しています。
4月初め頃からM様邸の刻みを初めています。
写真は、弊社の加工場で
社員大工班による加工風景です。
設計図面を基に、木の板(今はべニヤです)に
柱や梁などを写しもの「板図」を作成します。
その板図には位置が分かるように
一・二・三・・縦方向
イ・ロ・ハ・・横方向
の番号を入れ、
同じく各木材にも番号を入れていきます。
※実際の図面のためぼかしを入れております。
板図を描きながら空間的にも
頭の中に描いているようです。
また、各材料には
仕口(材料の交わるところ・接合部)も施します。
これが「墨付け」。
昔は全て墨と墨さしで描いたのでしょうが、
今は鉛筆が多いでしょうか。
墨付けが完了したら、
「刻み」を行っていきます。
一本として同じものがない
木の特長(くせ)を見極めて、
それを活かす力が必要なのです・・・。
“大工手しごと”の見せどころでしょうか。
このように一本、一本
丁寧に刻み仕上げていきます。
もし、お施主様のご希望があれば、
加工場での見学(視察)も可能です。
建前(建方)が楽しみです。