さとのえから伝える、林業と森のめぐみの循環体験企画
伐採見学と森のめぐみ収穫体験ツアー(1/24)実施報告

1/24の土曜日、
合同会社もものわさんとの共催にて
「伐採見学と森のめぐみ収穫体験ツアー」
イベントを実施しました。
今回のイベントは、
私たちがさとのえと坂元の森が持つ魅力を
ふんだんに盛り込んだ企画になったと考えています。
今回の企画がどのような経緯で立ち上がり、
当日どのような形でご提供できたのか、
振り返りました。

イベントの経緯
スギハーブティーとの出会い
私たち坂元植林の家は、
柴田町で林業から行っている工務店です。
日々山の木の恩恵に与っている私たちだからこそ、
明治時代から守り育ててきた自社の森林について
もっと魅力を引き出したい、もっと魅力を伝えていきたい。
そうした想いでイベントを企画しています。
そうした私たちにもものわさんがご提案してくれたのが
「スギハーブティー」でした。

もものわさんは石巻の森林で
チェーンソー技術指導や森林環境教育の事業を行いながら、
森林伐採時の林地残材を有効活用する事業を行っています。

(>>もものわさんについてはこちら)
スギの実を用いたスギハーブティーも
その森林資源有効活用の一環です。
スギは伐採されたあと、材木は集木していきますが、
枝葉やスギの球果は活用場面も少ないため、
普通は山に置いていきます。
そのまま土に還っていくわけです。

その資源を少しだけ拝借して、
お茶という製品にするのです。
普段であれば捨ててしまうだけの資源を
まさに有効活用する取り組みです。
私たちはそのご提案にすぐ賛同し、スギハーブティーを
製作することとなりました。

体験を分かち合い、坂元の森の魅力を広めたい
スギハーブティー製作のテーマは、
坂元の森林資源の有効活用ということだけではありません。
スギハーブティーを通して、坂元の森の魅力を
知っていただくことにもあります。
スギハーブティーをお客様にただご提供するだけではなく、
私たちがこの森のめぐみを活用することを
何かしらの形でお伝えする場をつくりたいと考えていました。

そこで私たちは、スギの球果を収穫する工程を
お客様と一緒に体験する、という企画にたどり着きました。
スギハーブティーに使うためのスギの球果は、
冬の時期、しかも伐採した直後に
一番香りの強いものがとれるそうです。
冬は伐採のシーズンですから、
スギの球果は山ほど収穫できるのですが、
これを弊社だけで完結するのではなく
お客様に体験していただくことで、
森のめぐみの享受について
楽しみながら印象に残すことができるのではないかと
考えたのです。

しかも、私たちの得意分野である「伐採」に紐づく収穫ですから、
一緒に伐採もご覧いただくことで、
私たちの山の仕事に触れていただくこともできる。
まさに坂元の森の魅力をふんだんにお伝えできる企画が
発足しました。

イベント当日の様子
イベントの概要
1/24(土)イベントの当日は
モデルハウス「さとのえ」に集まっていただきました。
総勢14組25名のお客様に
ご参加いただきました。

参加者のみなさんの顔ぶれも、
小さなお子さんのいるご家族から、
お友達でご参加いただいた方まで、
さまざま。
幅広い方々にご参加いただくことができました。
当日の流れは
・森林散策
・伐採見学
・スギ球果収穫
・さとのえのご紹介
・かまどご飯の昼食
と、盛りだくさんの内容でお届けしました。
少しだけ、イベントの様子をお伝えします。

森林散策
まずお客様に山を実際に歩いていただき、
坂元の森や森づくりのご案内をしました。

森林インストラクターの資格を持っている
スタッフが先導し、
解説しながら歩いていきます。


これはホオノキの実。
お話を聞きながら、五感で森を楽しむ。
寒い冬には冬の発見があるのが、
森林の楽しいところです。


伐採見学
森からモデルハウス「さとのえ」に戻ると、
次はスギ球果収穫の部です。
今回の伐採現場は、
さとのえから見えるほど、
すぐ近くの山斜面です。
急な斜面を登って、伐採木の近くまで行ってみます。

スタッフお手製の紙芝居で、
伐採の仕組みをご説明。

そしていよいよ、伐採。

伐採は受け口をつくって、

追い口を作り、

くさびを打って伐倒します。

伐倒の迫力に息を飲んだ方も
多かったのではないでしょうか。
切り株はとても強く香りますね

スギ球果収穫
伐採を見学した後は、
伐りたてのスギから球果を収穫していきます。

まずは採りやすいよう、球果のついた枝を
一か所に集めていきます。

手のこを使ったり、自分の手で折ったり。
伐りたては柔らかいので自分の手でも比較的簡単に折れます。

集めたスギの枝から、スギハーブティーに使える
香りのより強い球果を選別していきます。

枝先の茶色の薄い方が
1年以内に実をつけたもので香りが強いのですが、
より根元に近いところの濃い茶色の球果が
1年以上経って香りが落ちてきたものです。

短い時間の作業でしたが、頑張っていただきました。

かまどご飯
さとのえについて少し説明させていただいた後、
かまどご飯が炊きあがりました。

さとのえイベント名物のかまどご飯。
各々でご持参いただいたおかずと一緒に、
召し上がっていただきました。

曲げわっぱのお弁当をお持ちいただいたお客様
森を歩いたあとに体を使って
お腹も空いたのではないでしょうか。
白米・玄米完食です!
やはり、かまどご飯で食べる白飯は最高です。
食事中、参加者同士で交流されているような風景もあって、
いい環ができたイベントだったと感じました。
イベントを振り返って

参加者の皆様からの声
参加者の方から、今回のイベントを振り返ってこのようなお声をいただきました。
伐採後の木に触れたり、今まで知らなかったスギの香りを嗅いだりして、楽しい体験になりました。
杉以外の木もたくさんあり、鳥やリスにも会えて山に居て心地良かったです。
かまどご飯を生まれて初めて食べました。感激しました。
人間と自然の共存を改めて実感し、森は生きていることを肌で感じた伐倒シーンには鳥肌がたった。子ども達が自然の偉大さを学べた機会。
頂いたご感想から、
実際に見て、嗅いで、触れて、森を五感で味わう一日を
ご提供できたことが分かり、
大変嬉しく思います。

総括
ご参加いただいた皆さま、もものわさん
ありがとうございました。
今回のイベントは、先の経緯でも触れたように、
坂元の森の魅力をみなさんに体験してほしいという思いで
開催いたしました。
初めての座組でのイベントでしたが、
もものわさんのご協力もあり、大変良い形で実施することができました。
また、もものわさんだけでなく、
仙台のドローンパイロットの事業者、Blue Droneさんにも
伐採のドローン撮影のご協力をいただきました。
坂元の森の魅力を伝えるという企画のテーマを通じて、
地域のさまざまな事業者さんとのコラボレーションが生まれ、
地域を盛り上げることもまた、
さとのえのイベントらしさではないかと思います。

森にある資源を活用することで、
山林の環境整備に繋がり、
森と暮らしの良い循環ができる。
こうしたことを坂元の森・さとのえを通じて
これからもみなさまにお伝えしていきたいと思います。










